家のWi-Fiルータに、Phab2 Proさんがなぜか繋がらなくなってしまったときの対応です。
もともとSIMなしで使っていた期間があったので、Wi-Fi設定はもちろんしていたのですが気がついたら繋がっておらずLTE回線ばかり使っていた。
ただ他のWi-Fi機器、タブレットやノートPCなどは普通に繋がっており、Phab2だけが接続できない状態だったので端末側に何かあるのかな…とは思っていました。
目次
原因はMACアドレスフィルタリング
原因としてはこれでした。
ルータのほうでMACアドレスによる接続制限を掛けていたのですが、そこにPhab2のMACアドレスが登録されていなかった。
Phab2のMACアドレスを確認して、それをフィルタに登録して許可してあげたらすんなり治りました。
MACアドレスフィルタリングは、EthernetアダプタやWi-Fiアダプタに割り振られているMACアドレスというコードで接続できる機器を制限して、許可した機器しか接続できなくする制限です。
デフォルトではだいたいオフになっている機能だと思いますが、設定されている方でこのような症状が出てしまった場合には、確認してみるとよいと思います。
AndroidのWi-FiアダプタMACアドレス確認方法
MACアドレスの確認方法は、「設定」より、「WLAN > メニュー > 詳細設定」にある「MACアドレス」に表示される12桁の英数字です。
メニューはこの右上の○三つなのでわかりづらいかもしれない。これがAndroidのUI的にはメニューです。
また「WLAN」という表記も、他の端末では「Wi-Fi」だったりするかもしれません。
ルータでのMACアドレスの接続許可
で、そこで確認した12桁のMACアドレスが使用しているルータで許可されているかを確認し、許可されていなかったら追加します。
この方法については各種ルータによって違いますので、お使いのルータの説明書を確認してください。
追加できたら端末の「設定」に戻って、「WLAN」からWi-Fiを選択して接続すればOKです。
どうしてこうなってしまったのか
そもそも、以前は繋がっていた (MACアドレスを許可する作業もしたはず)の端末がどうして接続できなくなってしまったのか…原因としてはわかりませんが、心当たりとしてこのあたりのデータに影響がありそうな行動が、2つあります。
ひとつはSIMカードの挿入。Phab2 Proは最初SIMなしのWi-Fi端末として使っていましたが、先の日曜日にBIC SIMをnanoSIMに変更して挿入し、LTEでも接続できるようにしました。
これでMACアドレスが変わるとは思えないですが、ネットワーク周りの変更ということで一応、というところ。何よりこれによってLTEが開通していたので気づくのが遅れてた…
もうひとつはファームウェアの更新。先週あたりにAndroidのシステムアップグレードのお知らせが飛んできており、何回か更新していました。
これも、MACアドレスが変わるようなことはないと思うのですが、もし何かの修正で変わっていたとしたらこっちかなあ…
もしも最近このような変更をした覚えがあって、そのあたりからWi-Fiが繋がらなくなった、という方がおられましたら、MACアドレスを確認してみるといいのかもしれません。
とりあえずログを見てみると何かわかる(かもしれない)
今回のトラブルが発生したときにやったこと。MACアドレスで引っかかっているとは思わなかったので、まずこの現象が発生してるあたりでddmsから端末のLogcatを見てみました。
すると、Wi-Fiの接続が切れたあたりで
D/WifiStateMachine(4758): ConnectModeState SSID state=temp-disabled nid=3 [id=3 ssid="xxxx" auth_failures=1 duration=10 reason=CONN_FAILED]
E/WifiConfigStore(4758): SSID temp disabled for "xxxx"-WPA_PSK had autoJoinStatus=0 self added false ephemeral false
E/WifiConfigStore(4758): message=id=3 ssid="xxxx" auth_failures=1 duration=10 reason=CONN_FAILED]
という接続エラーが出てしまっており。
どうもルータ側で拒否されてるっぽい感じかな…と思って、ルータ側での拒否といえばMACアドレスのフィルタリングくらいしか思いつかず、念のために確認してみたらビンゴ、というところでした。
Logcatは基本的には開発ツールなので普通に使うぶんには必要ないものですけれど、トラブル時はエラーの内容を詳細に見ることが出来るので助かります。