前回の記事で軽く触れましたがそうです、あのウサギ島です。
どこを見てもウサギが居る最高のラビットアイランド!
行ってきたのは広島県にある大久野島。面積0.7k㎡、周囲4.3kmの小さな島です。
この島の特徴はなんと言ってもそのウサギ率の高さ。島中どこに行ってもだいたいウサギがどこかに居ます。あ”あ”~
島内のウサギは現在700羽程度らしく、それに比べて人間の住民は22人(2010年現在)、観光客を合わせても100人くらいでしょう。そう考えるとこの島は圧倒的にウサギに支配されていると言っても過言ではない。
私が旅行した10/15、16とあいにくの雨で、雨宿りしているウサギたちを多く見かけました。ふとみるとウサギがいる。
ホテルの人に「ウサギは雨を嫌うから、雨の日はあまり活動的ではないかも」と言われましたけど全くそんなことはなかったですね…
といいますか、こちらの姿を見つけると逃げるどころか寄ってくる。そんで立ち上がったり前足でばりばりひっかいてきたりする。完全に人間をエサと認識している。野生、とは…
私が今回エサとして用意していったものはキャベツ一玉とペレット(ウサギのエサ)でした。
キャベツもペレットもイオンに売ってたやつを買って持っていきました。どれが良いかはわからなかったですけど、お手頃なサイズなやつを。家族やグループで行くならもっと大袋のキロで入ってる奴とかでもいいかもしれない。
忠海港でも一袋100円でエサは売っていましたが、一袋分だとたぶん速攻貪られて消える…
一袋80gらしいので、私が持っていったエサをこれに換算すると袋7袋半ってところですね。それでも足りませんでした。
エサは大久野島内では売っていないため尽きたら最後です。このあたりの記事を見ると、昔はどうやらホテルのフロントで売っていたようなのですが、今は売っていませんでした。
キャベツはウサギあつめの罠みたいになっており
最後には強奪された。
食いつきはペレットのほうがよかった気がしました。流石ウサギのエサ専門である。手に乗せてやるともそもそとすごい勢いで消えてくの超たのしい。
割とすごい勢いでがっついてくるし、前足をのせてひっかいてくるような感じにもなるので、手でやるなら軍手か何かをつけていたほうが絶対良いですね。ペレットのくずとかで結構汚れますし。雨じゃなかったら周囲に撒くのもよさそうだったんですが。
見ていた感じだと、他にはキャベツやニンジンを与えている人達が多かったです。ニンジンはスティック状に切られていたりして、歩きながら食べさせてました。でも大きすぎると独り占めして半分くらい食べて放置みたいな感じになってたから長さも半分くらいにしたほうがいいのかもしれない。キャベツの切れ端とかもそうだけど、あいつら大きめのエサは向こうのほうにもってって独り占めしてもしゃるところがあるようですね。これが野生か。
キャベツもその場でちぎって与えていたけど、雨で傘を差していたのもあってだいぶやりづらかった。あらかじめバラしておいたほうがよかったかも。
そして満腹だと見向きもしません (港付近の人が多い施設の近くなんで、みんなエサをやってるんだと思う)
でも休暇村ホテルとかの周りから離れて山のほうに行くと、寄ってこないウサギも結構いました。たぶん普通にそのへんでエサを見つけてるんでしょうね。
大自然のなかで何食べてるかと思えば木の枝や葉っぱを食べてました。ポリポリいってた。
一番がっついてきたのは休暇村からちょっと離れたところくらいですね…人が微妙に来ないけど、エサ待ちみたいな感じになってたのかもしれない。
少し散策すると漂う廃墟感が良い
この島は戦時中は毒ガス工場があったらしく、その建造物跡などが史跡として残されています。
山道の中に砲台跡があったり、
防空壕の跡が残っていたりします。
うち捨てられた神社のようで趣深い。
発電所だったものとか。
そしてこういうところにもウサギが生息していて、より廃墟感を醸し出しているところがさらに良い。
後ろの土手を振り返るとちょいちょいこちらを見ていたりするんですよ。野生が。
かわいかったのはこの看板の下で雨宿りして固まってるやつですね。かわいい。
島には毒ガス資料館もあり、毒ガス島としての歴史はそこで見ることもできます。
撮影禁止でしたので外観だけ。
島や周囲のことついてはビジターセンターにて展示されていました。
階段降りて深海に潜っていくような演出は結構好きです。あとなんかスナメリ推してた。
ビジターセンターの窓からみたとき、最初オブジェかなんかだと思って二度見したやつ。
ウミホタル発光鑑賞会もやっていたので見てきました
夜には宿泊施設でウミホタルを発光させるイベントをやっていたのでちょっと見てみました。細かい青い光がグラスの中を泳いでいてとても綺麗でした。
写メるとよくわからない青っぽい水みたいになりました。なんでさ。
ウミホタルは6月くらいに海で派手に光るらしくて、そのときの予約も争奪戦になるからお早めにってアピールもあり。そうでなくてもだいぶ埋まるから泊まりで行くなら気をつけないといけないかもしれないですね。私も今回、1ヶ月前に予約見たらほぼ埋まってたって状況だったし。
外国の方もいらっしゃるようでしたがカフェの店員さんとかフロントの人とかが即座に英語に切り替えて案内してたのほんと観光地だと思いました。慣れてる。つよい。
宿のイベントでは、晴れてたら朝方にウサギ観察お散歩会とかもやっていたそうです。ガイド付きで子ウサギを愛でる会。残念ながら雨でした。
それはそれとして子ウサギは全然見ませんでしたね…雨だから引っ込んだままだったんでしょうか…かなしい…
終わりの時
ずっとエサを与えていたいだけの人生だった…
帰りにはもうエサも尽きているので何もないんだ…本当にすまない…
しかしまた来たい…今度はさらにエサを持って…
あるだけ無限にもしゃらせてしまう恐ろしい島でした。とても楽しかったです。最高。
アクセスなど
公式サイト:休暇村 大久野島
広島の忠海港から船で15分くらいのところにある島です。少しの時間の船旅でしたけどなかなか新鮮でした。
電車で行く場合は忠海駅がすぐそこにありました。
私は車で行って、港にある駐車場(無料)に停めて一泊してきました。奥の第一、第二駐車場だったら大丈夫とのこと。島内は車の走行禁止なので、フェリーで車を運んでも仕方ないです。
高速道路を車で行ったところ…名古屋あたりから5時間くらいってGoogle先生言ってたけど、朝の8時半に家を出て結局着いたのは16時前。途中休憩入れてたとはいえ相変わらず当てにならない。お昼過ぎくらいに着くつもりだったので雑にしか調べてなかったから、途中からもう大久野島行きの船がなくなってたらどうしようって心配しましたけど、最終便は18時40分みたいなので結構遅くまで大丈夫そうだった。
島はそんなに大きくなく、山道も入れてだいたいふらっと歩くと健康に丁度良いくらいの感じです。晴れてたら自転車でサイクリングとかも良さそう。ただ山道は結構細かったり段差が高かったりもして注意した方がよさそうでした。ナイトウォークみたいなこと書いてありましたけど夜に歩くと転びそう…
半日あれば回れると思うので、朝~昼くらいに島についてエサをやりながら散策、その後宿泊ってのが最強だと思います。私は着いたのが夕方だったから翌日回りましたがその後で風呂入りたかった… (宿泊してたので荷物はフロントで預かってもらえました)
テニスコートがあったり海水浴、釣りなんかもできるみたいですがそっちのほうはからっきしなので分かりません。釣り竿のような荷物を持ってきていた方は見かけました。
帰りは徳島に寄って友達と会ってたりもしてたらそこそこ遅い時間になってしまい、そこから風呂沸かすのも面倒だなと思って多賀のSAにあった銭湯に浸かっていました。SA内に浴場がある。すごい。入ったSAは上り(東京方面)だったけど高速道路を横断する歩道橋で下り(大阪方面)に渡りました。夜だったのもあり迫力あった。
浴場は浴槽二つ、サウナ一つの小さめな銭湯って感じでしたが、SA内に24時間あって仮眠(雑魚寝)も取れる、何なら宿泊もできる(シングル、ツインの部屋があるみたい)のは助かるのでいろんなところに増えてほしい。多賀だともうちょい頑張ったら名古屋だから普段利用することはないんですよね多分。
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