最初に断っておきますとNetflix端末です。
目次
Oculus Goとは
Oculusが2018年5月に発売したVR用ヘッドマウントディスプレイ(HMD)です。
公式サイト:Oculus Go
Snapdragon 821とバッテリーを搭載し、カスタムAndroidが単独動作して完全ワイヤレスになれるHMDで、容量も32GBと64GBを用意し、かつお値段が23,800円 (32GB)と29,800円 (64GB)となっている、コスパのよい普及モデルです。動画端末だしSDカード挿すところ無いしで64GBが絶対オススメですが32GBでも割と十分かもしれません。私は64GBを買いました。
購入は今のところ公式サイトからのみのようですが、日本でも買えます。割とすぐ届きました。
※Amazonにも出品されていますがプレミア価格になっているので注意してください。公式から買った方がいいと思います。
興味本位程度で全然買える敷居の低さです。
接続端子はmicroUSB、電力は10W (5V 2A)、ステレオスピーカーにイヤフォンジャックがあります。
[よい] 完全ワイヤレス
HMDに全部詰め込んでAndroidが動いているため完全ワイヤレスで動作させることができます。
まずこれが最高。
従来のOculusなどは映像を映すディスプレイだったため、PCなどとケーブルで接続する必要がありました。でもVR空間で割と動かす端末なので正直邪魔でした。それが無い。
充電するときのケーブルは仕方ないですが、それ以外は無線で快適に過ごせます。
[よい] 頭の動きにスムーズに追随
首を振ると素直に動いてくれます。ジャイロは正常に動作している。
[ダメ] 前後の動きが取れていない
動きとして取れているのは上下左右で、前後はダメみたいです。
もともと前後はジャイロだけではなく、外部カメラだったり赤外線だったりが無いと難しいと思うので仕方ない。
[ダメ] カメラはついていない
カメラはついていません。
ここを落としてくるのは逆に珍しいなとも。
[よい] ファンレス
Snapdragon821を搭載した2560x1440の高解像度端末ですが、ファンレスとなっているため動作中も静かです。
それでいて動画の再生や動作がラグることもなく快適に動いています。
[よい] だいたい没入できる
視界のほとんどがふさがって没入感はだいぶあります。
他の作業ができないため、映像に集中できます。
[ダメ] ながら作業ができない
なので、アニメ見ながらFGO回すとか無理。
電車に乗ってGoみたいな記事も見ましたが外で被るのは割と危ないと思うので真似しちゃダメ。
[ダメ] 飲み物とか飲めない
鼻のあたりまでぴったりなので、コップを傾けて飲むことが出来ません。
それこそ映画館のドリンクのように、ストローがあると楽です。
[ダメ] 音は漏れてる
ホロレンズを以前に体験したとき、装着者にしか音が聞こえていなくて感動しましたがGoはそういうものではない。
動画再生しながら外してみると分かりますが、普通にスピーカーから音が出てるだけなので普通に聞こえます。たぶん横から聞いてると普通に聞こえてるんじゃないかと思います。つまり見る動画によっては注意が必要ってことです。わかりますか。
音漏れが気になる場合は、イヤフォンジャックが横にあるので、そちらにイヤフォンを繋げることで対応します。
Bluetoothヘッドセットとか繋げられると良いんですが、設定見当たりません。
[よい] ヘッドバンドがゴムバンド
被ったときにHMDを固定するバンドが、伸縮するゴムバンドとなっています。
これによって寝転がったときに邪魔になりません。
主に寝転がってNetflixなのでここはとても重要です。
顔に当たる部分のクッションも良い感じで、付け心地は悪くないです。
[ダメ] 同梱ケーブル短い
ただケーブルは、同梱されている1mのものでは充電しながら動かすのに短くて、2mの充電用ケーブルを買いました。
私が購入したのはエレコムのケーブルでしたが、microUSBの端子で高速充電対応みたいなものであれば良いかなと思います。(仕様としては10W (5V 2A)が求められます)
今だとスマホコーナーにたくさんあるでしょうから普通に買えると思います。
あとツイッターで見かけていいなと思ったマグネット端子ですが…残念ながらうまく動いてくれませんでした。
ちゃんと動いてくれたらめっさ楽だったと思うんですけど、肝心の充電が全然行われず、しかもなんかつけていると頻繁に再起動していました。明らかにこの器具を付けたときに再起動していたので何らかの因果があると思うのですが、よくわからないですね…
Kindleなどにつけてみてもされたりされなかったりなので機器そのものが微妙かもしれません。
マグネットで通信可能なケーブルは幾つかあるみたいなので、また気が向いたら試してみたいと思います。でもadbはWi-Fiで接続できたし別にいいかもしれない。
[よい] コントローラーの反応が良い
操作するためについてきたこのコントローラー、ジャイロが搭載されていて動きがそのまま画面上にトレースされています。
Oculus Goは廉価版ゆえ、コントローラーの位置情報は取得できないため画面の右端か左端かを選択して置いてありますが、レーザーポインタみたいに指し示していくので何ら問題ありません。
HMDのUIといえば頭動かしてポインティングってイメージでしたが、外部コントローラーがあると楽ですね。楽すぎる。
上についているタッチパッドも上下左右フリックする感じで使います。ポインタの移動自体はコントローラーの傾きで行うから補助用ですね。
[ダメ] コントローラー位置が固定
VRによくある、「自由に手の位置を動かす」みたいなことはできません。
選択などは全部レーザーポインタで指し示していくような感じです。
ただ、それで不都合に感じることは今のところありません。
[よい] セットアップが割と簡単
最初のセットアップはスマホで行います。(セットアップの様子)
これによってWi-Fiへの接続なんかが割と簡単に行えました。
セットアップ時Oculus Goとの接続にBluetoothを使用したのは良いアイデアだと思う。
[ダメ] 途中の動画がスキップできない
結論としてはたぶんウチのスマホがなんかおかしかったんだろうと思うけど途中で始まった動画が全然進まなくて2時間半くらい放置してた。たぶん普通は数分で終わるもんだと思う。
内容は簡単な注意みたいなものだったし、スキップしてくれても問題ないと思いました。
[ダメ] 開発者モードへの入り方が特殊すぎ
勝手アプリのインストールなどができるようになる開発者モードですが開発者登録から必要でした。
[Oculus Go] 開発者モードに入る・adbで接続する
スマホから操作するのはまだ分かるけど、アカウントを登録する必要まであったのはちょっと面倒。(といっても団体名を適当に入れるだけでしたが)
[ダメ] Wi-Fi接続してるIPアドレスやMACアドレスが確認できない
スマホだと設定のどこかに書いてあるやつが見当たらなくてadb接続して確認しました。
[ダメ] スクリーンショットや動画がFacebookシェアしかできない
正確にはPCに接続すれば取り出せますが、Oculus Go単体ではFacebookへのシェアしか出来ません。
Tiwtterへの投稿などをブラウザから開いてみてもダメだったので、機能ごと無効にされている感じです。
OSがカスタムAndroidで、3D対応させるためにいろいろ変わった結果の影響かもしれませんが、将来的に機能復活してくれると嬉しいですね。
[よい] Netflixを寝転がってずっと見ていられる
寝転がって被ってずっと見ていられる。やばい。
[ダメ] 起きたら首と肩がやばい
慣れてないのもあってなのか、なんか軽く寝違えた感じといいますか…首と肩が痛くなってるの、顔の上にHMD載せて長時間寝転がってたからだと思う…
そのへんやばいひとは注意した方がいいかもしれないです。
[ダメ] 寝転がってNetflix見たら天井
ゴロ寝で見るためには操作が必要でした。
ホーム画面で寝転がった状態に正面を合わせてもこれだったので、アプリはアプリで位置調整してるんだろうなと思います。
他のアプリも同様にリセットされてしまっていたので、ゴロ寝出来るアプリは限られているかもしれない。OS側で正面固定にしてくれないかなあ。(出来るかどうかは分からない)
[よい] 巨大シアター感があり、音も悪くない
映像は目の前に巨大なディスプレイが浮かんでいる感じです。設定するとHMDに追随してくれるのでごろごろしても大丈夫。
音については耳元にスピーカーがあります。耳元ですがうるさく感じることもなく、音質も悪くないと思います。
[よい] DMM
はい。
[よい] VR動画がちゃんと見れる
あれどうやって作ってるんでしょうね…落ち着いてくると撮影風景が気になってくる。
見渡してみたりしても問題なく見ることが出来ました。
しかし目の前に人が突然出てきたりするのほんとびっくりする。
[ダメ] コントローラー操作が効かない
まだ正式対応前でもあり、コントローラーでの操作ができません。ボタン類は動作しましたが。
ポインタも頭を振って合わせる感じで、おそらくGearVR用のアプリなんじゃないかなと思います。
[ダメ] 周りが全く見えない
マジで注意しような。
おっさん独身だからいいけど。誰かが近くにきても気付く自信ないで。
というわけでだいたいNetflix見てます
感想これで終わってしまいますね。
動作にストレスもないし、値段も手頃だし普及モデルとしては及第点じゃないかと思います。
もうちょっと本格的にやりたい人は、+3万くらいでMirage Soloを買うのはアリかもしれないですね。Daydream端末ですし。僕もちょっとそっちでもよかったかなって思うところはある。でもMirageはヘッドバンドがプラスチックでゴロ寝はできなさそうだからやっぱりGoか。
ちょっとVR体験してみたいとか、大画面で動画を楽しみたいとか、そういったカジュアルな感じだと買ってみても損はないと思います。
とりとめない感じですが、こんな感じで。
公式サイト:Oculus Go
(2018/11/26追記)
Amazonでも正規に取り扱いが開始されるようです。発売は2018年12月15日より。予約は開始しています!