人類は気付いてしまった。1日2時間のサビ残/固定残業は年収にして100万近くの損となることに


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 お風呂入ってぼーっとしてたら唐突にね。まあ戯言の類です。

時給2,000円で計算すると96万円の損

 2,000(円)×40(時間)×12(ヶ月)=960,000(円)。

 時給2,000円はなんとなく切りの良いところで思いついた値なだけです。(バイトとかの)時給としては割とすごく見える額ですが1日8時間で20日稼働の月160時間×12(ヶ月)で年収計算したら年384万円くらいなのでそこまで特別な額ではないと思います。

 また月平均40時間残業ってのもそう珍しい話じゃありませんよね。月20日稼働で1日2時間くらいの残業ってことです。

 

 サビ残は分かりやすく残業代を捨ててるので分かりやすいですね。そして残業代前払い制の固定残業代(みなし残業)においても月40時間以上が設定されて月40時間残業している場合は同じように残業代捨ててるって解釈が成り立ちます。

 固定残業代はがんばって効率よく作業を終わらせることが出来たら残業代分割り増しで貰えてお得って理屈による成果主義的発想の欺瞞に満ちた代物ですがあいにく僕は個人ががんばって短縮できるような事例を知らないのでただの合法サビ残タイムとして扱っております。

 

年収が同じでも残業のない職場なら実質収入アップとなる

 逆に言えばだ。月平均40時間ほどの残業代を捨ててる人が、残業がほとんどない職場に転職したとすると年収据え置きだったとしても+100万の価値があるってことですね。

 

可処分時間に掛かる計算なので、通勤時間なども考慮に入る

 さらにこれは自分の時間がどれだけ残るかが実質的な勝負になるため、収入据え置き、残業時間変わらずだったとしても通勤時間が往復2時間増えたらー100万の損

 逆に往復2時間短くできたら+100万の価値があるとも言えます。

 

8時間以上働くと30分が休憩時間として自動的に消される罠

 さらにここにもう一つの罠、1日8時間を超えたら30分の休憩が追加されるがあります。これを20日分で計算すると0.5(時間)×20(日)=月10時間ほど残業時間が休憩時間にされていることになります。

 この休憩時間の意味は、本来であれば8時間以上労働するなら30分の休憩を取らせるようにってことのようですがそれが転じて8時間以上働く場合は30分休憩したことと見なしてさっ引くって話になり自動的に消えているわけですね。なお休んだ覚えはあんまりない。

 

 (これに関しては、休憩入れてる暇ないくらいのトラブル真っ最中か休んでるヒマあったらさっさと終わらせて帰りたいかのどちらかなので仮に休めと言われたとしても正直邪魔でしかない。

 雑談とかで手が止まることもないわけじゃないけどだいたい仕事の話だし、アレが休憩と言われてもなあ…)

 

額面に乗らない損得を勘定に入れよう

 このあたりを考えると、僕は転職して(通勤時間なども込みで)実質的に150~200万ほど目減りしているんではないかと思うところもあり、希望額に+150万で出したのは論理的に間違ってなかったと改めて思いました。(結果としては据え置きなので何の成果も得られていませんが)

 しかしそう考えると今より100万少なくても残業なしなら帳尻合うわけで……あー、それなら派遣でもいいのかなあ。(でも今の派遣は専門職ではなくコストカットのしわ寄せでしかないから絶対昇給しないよねって思うとやっぱ未来はないかな)

 転職するときの希望額はこういった労働環境から当たりをつけるのも良いかもしれません。良いかどうかは知りませんけど。

 

 しかし100万か。割とでかい。ざっくりとでも計算して、数字で把握することはやはり意味がありますね。

 ちょっと前に「ブラック企業からホワイトに転職すると年収が100万くらい下がるから妻と揉めた」みたいなブログ記事があった気がして、そこに「残業代が無くなるからじゃない?」ってコメントがあったと思ったんですがそれも計算が合ってしまった。

 

 逆に言えば、雇う側はこれを10人にやらせるだけで年1,000万の利益になるわけだからそらサビ残/固定残業代が減らないしむしろもっと拡大しろって言ってくるわけやわなあ。

 この人手不足時代に閑散期など存在しないことは論理的に自明であるから、「忙しいときは忙しいが暇なときは暇、平均して普通になるはず(暇なときがあるとは言ってない」となるのは明確である。やはり裁量労働/固定残業代/みなし残業はブラックワードであるのかもしれない。

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