「言っていることは正しいのに受け入れられない」パターン


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 なんかこう、「言っていることは正しいんだけど受け付けないな」ってことを考えていたらある程度パターンみたいな感じになってきたのでまとめてみました。

相手の主張を受け付けない

 まずはこれ。平たく言うと自分の意見以外はクソって態度でしょうか。

 例えばゲームについて話しているとき、

Aさん「ゲームで一番なのはやっぱりコンシューマーだよね」

Bさん「でもスマホのゲームもよくやるし好きだよ」

Aさん「確かにスマホのゲームもあるけど、やっぱりコンシューマーでいいところは…」

みたいなふうだったら、普通に議論か雑談かで続いていくわけですが、相手の意見を受け入れないとなると

Aさん「ゲームで一番なのはやっぱりコンシューマーだよね」

Bさん「でもスマホのゲームもよくやるし好きだよ」

Aさん「は? あんなんクソでしょ」

抗争だよね。

 このあといくらコンシューマーゲームの良さを語られても、そしてそれが間違ってなくても、Bさんがコンシューマーゲームに魅力を感じることはないんじゃないかと思います。

 (そんでそれがAさんにフィードバックされて、「なんで理解されない。あいつおかしいんじゃねえの?」みたいな評価になってくんだろう)

 

 このパターンに堕ちないためには相手の意見を受け入れることがポイントですが、まず最初に相手の意見を認めても、自分の意見が否定されたわけではないことを理解する必要があるかもしれない。だから別に「それはそれで良いよね」って言っておけば良い。

 

 しかし議論などで、相手の主張に異を唱える必要があることもあります。その際にも意見を受け入れられていたら、その主張に対しての主張ができ、より説得力が増すのではと思います。議論が進んでいる状態とはこのようなことじゃないかと。

ひと言多い

 自分が正しいと主張することは、時に相手の間違いを指摘することになります。

 その際に、

Aさん「Bさん、ここのところが間違ってますよ」

だけなら、Bさんも「ああ、ごめんごめん」で直して終わる話ですが。

Aさん「Bさん、ここのところが間違ってますよ。真面目にやってくださいよ。馬鹿じゃないですか?

抗争だよね。

 間違いだけを指摘しておけばいいのについでに罵倒しない。嘲笑しない。嫌味や皮肉を混ぜない。

 前職でメンタル的なコーチングの研修に参加したとき、「間違いを指摘するときは事実のみを問題として議論する。人を責めない」みたいなことを言われまして、それをずっと覚えています。逆に、ミスだけを指摘してもらうことは(バツが悪いけど)腹は立ちません。

 

 また、このパターンだと亜流に「普通こんなことしない」ってのがありますが、そちらはさらに厄介な感じになりますからより注意が必要だと思います。

正しい「普通」と正しくない「普通」

 

 こういうのはもしかしたら離職率に繋がるパターンかもしれない。仕事などでは厄介なことに、その職場固有の知識、やり方、経験からこのマウントが取れてしまいます。反論しようにもその分野の知識が足りていないことそのものは事実なので、そっと離れるくらいしか対処法がない。

 人が定着しないところには、こういうのがあるのかもしれません。

 (じゃあ知識を身につければ言われることもなく解決じゃないみたいに思われる方もいるかもしれませんがそのような話ではなく。じゃあ知識を身につけたあとでも過去にそんな扱いを受けた環境に居たいかって話です)

 

 それはそれとして「余計なことを言わない」については実はブログ書くときに気をつけているところでもあって、こう筆が乗るとついでにディスってたりするところを後から修正してたりします。話もだんだん逸れていってしまうしあんまり良くない。

前提が隠れたままで話を進める

 妙に話がかみ合わない場合に、隠れた前提があったり、知識に差があったりすることがあります。

 双方に同じ知識や前提の共有があれば同じ結論になるところが、そこが違っていたために相手からは「間違った意見」と見えている場合もあります。

 相手が理解できてないことがわかればまだマシなほうかもしれません。

 

 これの亜種に、「突然関係ない話が始まる」「話の内容が突然変わる」みたいなものも含まれるかも。

 「Aを説明するためにはBとCについての知識が必要であるときに、Aについて聞かれたらCについて話し始める」ようなケースはままあることですが、聞き手側が「Aを説明するためにはBとCについての知識が必要」であることを知らなければ「???」ってなります。

一つのことに対して違った視点で話をする

 視点や時間軸によって最適解が違うこともあります。

 

 Aに対して問題となっているBを解決するための方法が、長期的にはCがよく、短期的なことを考えるとDが良い場合に、Cを提案したら短期的な理由で否定してDを推し、Dを提案したら長期的な理由でCを推す、みたいなことになると聞いてる方が混乱します。

 何らかの意図があってやっているのであればテクニックになりますが、話し合いでのフラッシュアイデア的なところで知らずのうちにこうなっている場合もあり厄介です。

 対応策を練るときなんかは条件を設定して考えたりしますが、そこにズレがあるまま進めると陥る感じでしょうか。「なんか話がかみ合ってない」って形で出てくると思います。

 

 で、提案Cも提案Dも場合によっては正しいんですが、提案Cの条件で考えているとき提案Dは間違いになってしまいまして。

 相手がどういう前提知識や条件でその提案をしているかを考えつつ話を進め…ても割と自分では気づけない気がする。むしろ提案をする側、ヒアリングをする側のほうが気づきやすいように思います。「なんか腑に落ちない否定のされかたしたな」って思ったら、意見だけでなく想定条件も確認してみるといいのかもしれません。

 


 といったところでつらつら書いてみたわけですが、実は自戒を込めているところもあります。前職でよく「言っていることは間違ってないが言い方がよくない」みたいな評価をされていたのは、もしかしたら知らずこういった面があったのかもしれない。割と理詰めでストレートに話すようにしているから、口調が強くなってたこともないとは言えない。

 「人の振り見て我が振り直せ」と言いますから、こういったことも糧にしていきたいところです。

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