個人的には(推理小説の犯人クラスで致命的でない限りは)気にしないかげろです。犯人バラされても気にならない可能性まである。
むしろネタバレを求むってまとめが上がってきていて、自分が感想サイトを別にやっていることもあり興味深く読んでいました。
このTogetterでは「ネタバレ教えてくれって言ってるのに教えてくれない」からスタートしているので、ネタバレ禁止をディスっているわけではないことに注意を払いつつも、むしろネタバレをしてほしいって意見は珍しいから面白いと思っていました。
「初見の驚きがなくなるからネタバレは嫌」ってのはよくある意見だと思います。基本的にはそれに配慮しつつ「どこまでバラしても大丈夫か(致命的にならないか)」って程度の問題だと思っていたので、「むしろネタバレを知って、その結末にどう辿り着くかを楽しみたい」ってのは割と目から鱗でした。
ただ楽しみ方としては、史実を知っている歴史ものとか、古畑任三郎みたいな犯人が先に分かっているトリックの面白さに近いものかなとも思いまして、それなら分かる気もします。
私がネタバレに好意的なのも「えっその作品ってマジでそんな展開になるの!? 見たい!?」って思って知った作品を楽しんだりすることもあるからで、そういう面ではここでネタバレ肯定してる方と同じこと言ってるかもしれません。程度の差はあるかもですが。
また自分のサイトで感想を書いていると、割と「作品名 ネタバレ」で検索してくる方が多くて、むしろ(検索ニーズとしては)ネタバレが好まれているのかなあと思います。
(ただ、ネタバレサイトと称しストーリーを全部乗せた実質違法サイト逮捕の件もあって、もしかしたら「ネタバレ=違法サイトの隠語」となっている可能性もある。そういうネタバレは勿論アウトですしウチではやってません)
逆に何かしらの感想だったり、自分の面白かったポイントだったりを伝えようと思うと、どうしてもストーリーに踏み込んだ話になるわけでして。なのでネタバレ絶対嫌いな方はもう、公式のあらすじ以外は自らシャットアウトしたほうがよろしいのではないかと思うところもあります。事故らない方が無理なレベルだからねもう。公式のあらすじも、シリーズ物だと前巻までのネタバレは割と書いてあったりしますが。
そう考えるとネタバレに配慮しつづけると最後何も言えなくなるから、ネタバレ注意とでも書いて気にせず出していくしかないんだろうって思います。配慮し続けると消えるしかなくなる…どこかで見た構図でもありますね。表現に関する話はやはりここに行き着くのか。
しかしこういった形のネタバレOKって意見も初めてでしたが、聞いてみれば割と分かる気もしました。自サイトの検索結果なども考えると、実はそんなにマイノリティではないけど(ネタバレ禁止が論として広まりすぎて)表に出しづらかっただけだったりするんだろうかとも思いました。
ネタバレOK/NGにも程度があるから、混然一体となったインターネットでは難しいなと思います。なんかいろいろと住み分けできるといいですよね。
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