アラフォーおっさんの就活しくじり記


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 まいど! 結局おとなしく働き始めたかげろです。
 今年の一番トピックスはやはり辞表出してあれこれだったことですね。まあだいたいしくじりました。

 そこで失敗した記録こそ共有すべきの信念に則りいくつか書き留めておきたいと思います。

 最初に断っておきますが就職先をしくじったみたいな話ではなくそこに至る2ヶ月あまりの活動の反省です。

 それから私個人の経験(サンプル数=1)であって完全な主観であり感想ですので、その点もご注意下さい。

観測気球は上げよう

 まずはこれ。超絶売り手市場ともてはやされて久しい昨今ですが、本当に自分が想像している状況なのか、自分(の経歴、スキルセット)がそれにマッチしているかは確認した方がよいです。

 就活サイトへの登録や周囲の人達にそれとなく探りを入れるなどは、在職中のうちにこそこそしておくべきです。それによって戦略も変わってきます。

 名古屋あたりの個人的な感想としては「(会社に都合のよい)人手が不足している」「働いてくれる人を求めている(お前の条件を聞くとは言ってない」みたいな感じを受けました。つまりそんなに人手不足ではない。

 もちろん個々の経歴によるので私がやれなかっただけであることには違いありませんが。

 就活サイトに登録しても声を掛けてきてくれるのはコンサルの方のみで、そのうち一人の方とお会いしてみたのですが「(応募先企業の役職には年齢制限があり)35歳以上は基本的に厳しい」とかそういう感じでして、だいたい「この条件でお気に召さないならまたの機会に」みたいな温度感でした。(むしろ「この条件でないとお前に行く先はない」って感じでもありました)

 派遣についてもだいたい時給2,000円くらい(交通費自腹)が相場感。フリーランスに至っては(私のスキルセットでは)仕事がありませんでした。ガチのゼロ回答。こんなの書いといて本当にすまないが名古屋ではやれなかった。(ただこれは後述しますが本当に登録会社によるようです)

 ええまあ、だいたい薄々感じている節もあるかもしれませんが現在不足しているのは未来を担う人材であって単純に歳を食ったアラフォーではないってことです。この記事で旭化成の社長さんも「ないものねだりをしても仕方ないので、若い人を早く登用して育てていきます」とおっしゃってるように、若手が育つまで現場の人間で守り切れるかのチキンレースに舵を切ったと見るべきかもしれません。つまりやはりアラフォーに救いはない。それは余談ですが。

 (朝日の記事は会員限定になってしまっていますが、件の発言はこちらの記事にも引用されています)

 また、かねてより憧れていた会社さんにもコンタクトしてみたのですがこちらもだめでした。これは完全に自分の実力では難しい、なじめそうにないとあきらめた形で、先方には挑戦させてもらえたことに感謝しています。あまり新しいことを覚えられる精神状態じゃなかったのかもしれません。

名古屋付近に限った話

 私のスキルセットはこちらにある通り、LAMPをベースにUnity少々、みたいなところです。

 一方名古屋近辺で求められていたのは車関係のJava/C# (.Netのほう)でした。PHPとか人居すぎてもういいって感じですね。

 つまりカテゴリーエラーってやつです。

 その地域によって求められるものは違うので、事前のリサーチはやはり大切です。

転職エージェントは利用するべきか?

 私は今回、転職サイトにエントリーしてその案件を扱っている紹介会社さん経由で就職しました。エージェントの方とも話しました。

 その感想としては良い人に当たれば良い、合わない人に当たったら合わないくらいなもので、別にまあ結果良ければいいんじゃないのくらいなふわっとした感じです。

 最終的にエントリーした先の企業の方との話が全てでもありますし。

 

 でも相談相手になってくださったり、エントリーしている募集以外の紹介もあったりするので、(期間的な意味での)時間にゆとりがあるのであればやってみるのも悪くないのではと思います。

 なので自分がやってみたいと思ったらコンタクトを取って、あかんかったらすまないってくらいの温度感でいいのではないでしょうか。

複数の観測気球を上げよう

 フリーランスの話に戻りますがエージェント会社に2社コンタクトしてみて1社はゼロ回答、もう1社は翌週からでもたくさんあるって感じでした。同じ名古屋で。

 派遣もフリーエージェントも転職サイトもそうですが複数登録して見比べていったほうが良いことがわかります。

 さらに転職サイトの中にも扱ってる求人の区別があって、未経験者歓迎とミドル・経験者向けとでは内容も違ってきたりしますので、自分が求めているところとそのサイトがマッチしているかも注意が必要です。例えばあるところではSESばかり、別のところでは転職コンサルさんからみたいな。思ったような求人無いなと思ったら、そのサイトがどの層を対象にしているか、それを扱うようなサイトなのかを考えてみると良いかもしれません。

 フリーランスにしてもこのところよく目にする「年収700万円!」とかそういうのは、まあそういった案件があることはたぶん事実なのですがお前にやれるとは言ってない。

 (そもフリーで年商700万とか多いのか少ないのかわからないですけどね。たぶん少ない)

 

 とはいえそれぞれのサイトに登録するのも億劫ですし、登録した数だけ面談とか発生するのでますます億劫になってしまいますが、そこは複数一気に進めるのではなく、1社やってみて今ひとつだったら別のとこ、くらいの速度感だと疲れないかなと思いました。

 でも転職サイトは割とぽんぽんオファーいただけたのでちょっと救われた気分にはなりました。コンサルさんからでしたので、だいたいお断りしてしまったのは少し申し訳なかったですが。エントリーのための面談みたいなのにスーツ着て行く気力がもうなくて。本当にすまない。

直接応募のほうが間違いなく有利

 だいたいどの企業にもサイトを見ると採用情報は書いてあります。転職サイト経由よりも、そこから直接応募する方が圧倒的有利なのは間違いないです。

 企業側目線で考えると経費節約にもなりますし、何より直接来てくれているところがポイントアップみたいで、条件交渉も少しプラスになる可能性まである。(転職サイト経由などだと年収の何割かが手数料になるみたいですから)

 どのみち応募先企業の担当者とやりとりすることになるので、気になる企業が具体的にあるのであれば、直接コンタクトをしてみたほうが良いでしょう。

転職活動は在職中にしよう

 次はこれ。

 仕事しながらとか面倒だし、職歴とかもまとめないといかんし、面談とかも時間無いしってのはわかります。

 そしてそれらをマイナスポイントとして換算したとしても、在職中に進めておけばよかったなあって思ってます。

 (ただ実際、在職中にできたかと言われると難しかったかもしれません。精神状態的なところでも。振り返りの結果論でもあると思ってます)

期間的な意味で時間が掛かる

 35日(=約1ヶ月半)ほど有給があったのでなんとかなるやろと思いましたが全然足りませんでした。

 もう一度言います。有給35日じゃ全然足りませんでした!

 面接や書類提出など、実作業時間はさほどでもないのですが兎に角時間が掛かる。

 やってみればそれも当然で、そこそこの規模の会社組織においてこうちょっと見てハイ決定! ってわけにはいかないですよねそりゃ。面接は何度かありそのたびに1週間くらいのスパンがあったり、内定いただいた後も社内の決済とか調整とかいろいろあって1~2週間は飛びます。結局エントリーしてから働き始めるまで1ヶ月半くらい掛かりましたがこれでもたぶん早いほう。

 個人からすると遅く感じますが、これも企業目線で考えるとまあそうですよねっていう。

 

 このあたりのスピード感を見誤ったのは私のこれまでの経験によるところもあるので(最初はベンチャーで即決、次は派遣で面談後即入り、最後は時間は掛かっていたけど紹介予定派遣ですでにその企業内で働いていたため気にならなかった)、一般的な就活されたことのある方であればご存じなのかなと思います。

条件交渉で優位に立てる

 「現職と比べて良くなるのであれば転職したいです」が使えなくなります。

 この札が切れないのは最高に痛いです。

 「現職よりも下がってしまうのはちょっとつらいです」「でも既にお辞めになっているのでしょう?」で詰み。

 先方からしても無職を雇うのと在職中の人間を引き抜くのとでは心持ちが違うでしょう。

 これは転職心得みたいなのではよく見る項目だと思いますが正直そんな重要視してませんでした。でもやってみて本当にこのカード切れないのは痛いってわかります。

 

 あと一人暮らしなので、人間生きていくには自動的にコストが掛かるので、生存リミットが掛かるのも地味につらいところになります。

 これは十分な貯蓄があれば良いところでもありますけど、前述したように(期間的な意味での)時間が掛かってしまうわけで、どのくらいが十分なのかはわかりません。継続的な収入があることが一番安定しているでしょう。

状況はきちんと固めていこう

 実はいろいろ、今後の仕事として勝手に期待していたことは幾つかありましたが全て何事も無く終わりました。

 そうなるための働きかけも何もしてなかったので普通に考えてそれはないなって感じですからそれについては良いのですが、逆にそうしたかったのならきちんと話を付けて状況を固めておかないと駄目だなって思いました。自分の準備や覚悟が足りなかった面でもあります。

 転職やエージェント経由の斡旋ではなく個人でやっていこうと思っている場合は特に、ここ気をつけていかないとつらいかもしれません。

それで決まっても問題の無い年収・条件を伝えよう

 ここが今回一番のしくじり。

 交渉ごと慣れてないのもあって、割と素直に最低ラインを伝えてしまったためそれで決まった。

 ですよねーとしか言えない。

 原価を伝えてソレで良いと言ってしまったらそれで売れたようなものかもしれません。

 

 その額自体は、検討の結果そう提示されたのであれば仕方ないと思っていたものでもあり、そういう意味で不当だとは思っていませんが、それ以下だったら自動的にお断りするし他に候補があればそちらにするけどって額でもあったのでやっぱりこう、自分から提示してしまったのはしくじりだと思ってます。

 あと割と面談とかで疲れていたり、ここが良さそう&もう他に名古屋には就職先無いなって手応えもあって1社に絞っていたのもしくじりかもしれません。恋愛工学的に言えば非モテコミットってやつかもしれませんね。あのマンガ恋愛としてはクズいだけだけど就活には参考になるかもしれん。ヒットレシオの話とか。

さいごに

 年末だし思ったより人が動く時期になってきている感じもあるし、また振り返りとして書いておきたいところもあり。

 私としては、前からやってみたかったこと全部確かめてきた感じなので気持ち的にすっきりしています。やって良かった。だがやり方は考えるべきだった。そういう気持ちを、恥を忍んでまとめてみました。

 

 何かのお役にでも立てれば幸いです。

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