EC2のインスタンス操作には「停止」と「終了」があります。
この二つ、日本語だと似たような感じですが実際は全く違う操作になるため注意が必要です。ですがたまにどっちがどっちかわからなくなるのでメモ。
停止(stop)
インスタンスを一時停止します。所謂シャットダウンです。停止したインスタンスは再開させることができます。インスタンスは消えません。データも消えません。
だいたい「インスタンス停めて」みたいに言われたらこっちの操作ではないかと思います。
「エフェメラルストレージ上のデータは消える」とありますが、デフォルトで(普通に)インスタンスを作った場合はルートデバイスにEBSが自動的に割り当てられてるので大丈夫だと思います。
インスタンスの設定を確認してみるとわかります。
停止すると、ステータスが「stopped」になります。
開始すると「running」になります。
終了(terminate)
「終了」とありますが実際にはインスタンスを削除します。データも失われます。開始することはできません。
実行するときにはちゃんと「削除」と出てくれます。
実行するとステータスは「terminated」になります。
開始することもできなくなります。
この状態のインスタンスは数時間くらいこのまま残っていて、自動的に消えるようです。
表示されているインスタンスを削除する
インスタンスの削除後、インスタンスはしばらくの間削除されずに表示されたままとなります。状態は terminated となります。このエントリが数時間経過しても削除されない場合には、サポートに連絡してください。
インスタンスの削除 (シャットダウン) のトラブルシューティング
「停止」か「終了」かを間違えない
この二つの言葉は日本語では同じような意味で使われる場合があったり、またサーバーだとマシンを停止させることを口頭で伝えるときに「終了(シャットダウン)しといて」って言うことがあったりするので気付かず実行すると割と面倒なことになるのではと思います。
むしろ英語表記だったら間違えづらかったかもしれないくらい。