※当記事は、PearlMountain様の提供によるプロモーションです。
Webブラウザ上で簡単に動画が作成できるFlexClip を試してみました。
本ツールは無料でもある程度使用できますが、今回はPearlMountain様よりライセンスをご提供いただくことができたため、有料プランについても試しています。無料プランで少し触ってからビジネスプランを試してみました。
目次
Chromebookでも使える! Webブラウザベースの動画編集ツール
FlexClipを最初に触ってすごい助かったと思ったのがブラウザベースのアプリでちゃんと動くこと。
最近はすっかりChromebook + Wi-Fi環境になっていますが、試した範囲では不自由なく動作していました。
アカウント登録もFacebookやGoogleアカウントで簡単
まず最初に行うアカウント登録では、FacebookとGoogleアカウントでのログインに対応しています。(メールアドレスで登録することもできます)
私はGoogleアカウントで登録しました。認証の手間が省けて便利です。
操作はすべてブラウザ上
ブラウザを開けば操作できるところが良いですね…特にChromebookとは相性良さそうです。助かる。
プロジェクトは簡単操作のストーリーボードモードと細かくできるタイムラインモード
プロジェクトの種類は大まかに2種類あります。
動画素材をささっと繋げていくストーリーボードモードと、動画素材内のプレビューが時間で見える感じのタイムラインモード。ただタイムラインモードはβ版のようで、BGM素材の検索ができなかったり英語のみ対応だったりします。なので今回はストーリーボードモードで進めていきます。
ストーリーボードモード
とりあえず動画素材を追加してさくさく作っていくモード。
素材を登録して並べていくだけといった感じで進めていきます。
で、その動画素材が切り替わるときのエフェクトを選ぶ感じ
BGMの追加も可能
BGMも選択できます。ただ選んだ曲がずっと流れていて、途中で切り替えるとか細かいところはできなさそうです。
開始する時間や再生範囲は「音楽をカット」で選択できます。
自分で素材をアップロード
もちろん動画や音楽の素材を自分で用意して登録することもできます。
動画なら「メディア > ローカルファイル」より、音楽は「音楽 > あなたのミュージック > 音楽を選択 (BGMが決まっている場合はアップロードアイコン)」から登録します。
ローカルファイルで登録したファイルは、手元のPCにあるファイルを直接読んでいるようでした。なのでファイル転送時間がかからずすぐ登録完了するところは良かったですね。
テンプレートを使って差し替え
また、「テンプレート」から追加すると、ある程度決まった動きをする動画セットが読み込まれます。
それのテキストや素材を変更することもできます。
用途にあったテンプレートがあれば、それを使うのも楽でいいかもですね。
FlexClip上から収録もできる
「メディアを追加」にある「収録」アイコンから、その場で録画・録音することも。
端末のカメラで録画するか、動かしているアプリの画面を収録するか選べます。
なにかの操作を説明したり、実況したりはこの機能が使えるかも。
動画に直接録音はできるけど…
動画の右下にマイクアイコンがあって、そこから録音もできるみたいでした。しかしそれをすると動画が止まってしまうので、実況みたいに動画へ音声を乗せることは難しい…実況みたいなことができるようになるだけでも随分変わってくるとは思ったので残念ですね…
フォントのアップロードもできる
「マイフォント」より、使用するフォントをアップロードすることもできます。
(ごめんなさい、私はフォントについて詳しくないので…そういう機能があるとだけ)
エンコード
動画出力のエンコードもローカル側で行っているみたいでした。(CPU使用率が上がっていた)
2分16秒ほどの動画を無料プランでできる480p(SD画質)で出力してみると x360 14cで不満に感じるほど重くはなさそうでした。1分19秒くらいで出力できました。
同じ動画をビジネスプランの1080pで出してみると2分13秒程度。さすがに少し多く時間がかかりますね。
おそらくブラウザで操作しているだけなので、作業マシンのスペックも影響するのではと思います。その面でお手元のPCスペックで試してみると良いとは思います。ただ時間はかかっても待っていれば完了する処理ですから、時間があれば気にしなくても大丈夫なのかもしれない。
逆にローカル処理のいいところとして、出力後のファイルはすぐダウンロード完了しました。おそらくどこかで作業していた一時ファイルがコピーされているだけなんじゃないかなと思います。
出力するフォーマットはMP4とGIF
出力フォーマットは動画(MP4)だけでなくGIFも選択できます。共有したい先によってはありがたいオプションかも。
価格
プランは月額と年額のサブスクリプション制です。月額だと月あたり$9.99〜$29.99、年額では月あたり$5.99〜$19.99となっています。年単位の支払いだと大きく割り引かれますね。(2021/12月現在の記載)
プランによって制限が異なるため、目的に合ったものを選択する必要はあります。
とはいえ記載からわかるおおまかな違いは動画数と時間の制限、エクスポートできる画質、クラウドストレージのサイズかなあと。あと無料プランは 動画の最初にFlexClipのイントロ
が入るので、それを避けたいかどうかですね。透かしを入れたい場合も有料プランです。
プランと価格の詳細はFlexClipウェブサイトをご確認ください。
ツールの使い勝手は無料プランでも十分試すことができるので、作りたい動画の時間や使う予定の期間に合わせて選択すると良いと思います。
有料プランの追加機能
無料の範囲でも試すには十分ですが、有料プランでしかできないこともあります。
個人だとそんな気にならないところかもしれないけど…どこかに公開するとちょっと気になるかもってところですね。ビジネスでやるなら必須になるとは思います。
480p(SD画質)より上の解像度で出力できる
動画サイズを選択することができるようになります。720p(HD画質)、1080p(フルHD画質)が選択できます。
今どきの端末だと480p(SD画質)では粗さが目立つかもしれないので、より高画質で出力できると嬉しいですね。
でも480pってだいたいDVD画質くらいだよなあって思うと…それで物足りなくなってしまってるんだから時代を感じる…
使える動画の数、ビデオの長さの制限が緩和される?
無料プランには「プロジェクトにライブラリから挿入可能な動画の数は一つまで」「ビデオの長さは最大1分まで」との記載があり、有料プランでアップグレードされていくにつれこの制限が緩和されていく記載があります。(ただ最上位のビジネスプランでも、ビデオの長さは最大30分まで」
ただこちら、私が無料プランで試していたときには特に制限されるところが見当たらなかったので、実際は緩和されているのかもしれません…
その後すぐ最上位のビジネスプランにアップグレードしてしまったので、ベーシックプランやプラスプランの状況はわからないですが…
プロジェクト数の制限が撤廃される
無料プランでは12プロジェクトまでとありますが、有料プランはどれも無制限に作れます。
透かしを入れることができる
動画見てるとよくある、動画全般にうっすらとロゴがついているようなやつ。あれを設定することができます。
こんな感じで。
FlexClipイントロを出さないようにできる
無料プランだと強制的についているFlexClipイントロを出さないようにできます。
クラウドストレージ
クラウドストレージ…説明は簡単なんだけど理解と使いどころが難しい…
この機能をオンにすると、(おそらくストレージ上限まで) プロジェクト内で登録したローカルファイルを自動的に同期 してくれるようになります。
ただ、登録する素材を選ぶといった管理をすることはできなさそうで。機能をオンにしていたら自動的に登録されていきました。削除はできるみたいなので、ストレージ容量を開けるときに選んで消すことはできそうです。
また登録された素材をプロジェクトをまたいで使い回すこともできなさそうでした。
なので今の挙動はプロジェクト単位の自動バックアップ & レストアと捉えたほうがわかりやすいのかなと思います。(アイキャッチとかとか登録して使い回せるかなあって思ったのですが、そういうのではなさそう…)
一応、ストレージにアップロードされている素材は「クラウドストレージ」画面から右クリックでダウンロードできました。どこかのプロジェクトで使用した素材をダウンロードしてきて使うことはできそうです。
その他・注意点として気づいたこと
Chromebookアプリが登録できる
マイページを見ているとアプリのダウンロード案内が出ていました。
ダウンロードしてみるとChromebookにアプリとして登録されました。(ただローカルのAndroidアプリがインストールされたものではなく、アプリとして登録されたショートカットのようでした。なのでブラウザで開いたものと変わりなさそうです)
※ただこのアプリショートカットから起動すると言語が英語になってしまうみたいです…そこは少し面倒
1GB以上の動画素材は登録できなかった
1GB以上のファイルを読み込ませようとしたところ、制限に引っかかってしまいました…
制限があることは仕方ないかもしれませんが、今どきスマホで動画撮ってファイルサイズ1GB超えることは珍しくないと思うので、ここは緩和してほしい、できればこういった制限は撤廃してほしいところです…
(別のツールで分割したりしないと読み込めないので、FlexClipだけで操作完了できなくなってしまうのはマイナス点)
素材データはローカルストレージとクラウドストレージで別々
動画のプロジェクトや加工はブラウザで行いますが、素材データはローカルにあるものを参照していると思います。
ですのでファイルを移動したり、PCを変えたりすると参照できなくなってしまいます…
これを回避するには有料プランにあるクラウドストレージを使用することになります。
ただビジネスプランでも100GBなので、長く使っていくといずれ消すことになるとは思います…その点も考えると、長期保存にはそもそも向いていないかもしれません…
まとめ
Chromebookで使えるブラウザベースの動画編集ツールの時点で珍しいうえ、操作も重くなく快適にできるので結構よいのではないかと思います。
しかし逆に、機能面で細かいことには対応していなさそうにも思うので、やりたいことが全部できるかは目的次第にはなるかなとも…
感想としてはざっくりパワポでスライド作るような感覚で、スマホなどで撮った動画素材をつなげるとかするといいのかもと思いました。
無料プランでも操作に困らないため、ちょっとした動画をつくってみたいと考えている場合にはまず試してみることができます。
また、こういったサービスは時間がたつにつれ進化していく可能性もあります。ブラウザ操作をベースとしたサービスとなっている点はアプリで作られるより(特にChromebookの動作アプリとして)優位なところでもありますし、将来的に機能拡張されることで対応できる幅が広がるかもしれません。もうちょっと機能追加されるともっと使い勝手の幅が広がるなあと思うところはあるので期待したいです。
コメント
[…] 詳細には別サイトでレビューしていますので、そちらもご覧になっていただければ。 […]