Tangoスマートフォンってやつ!
目次
GoogleのAR「Tango」に対応した初のスマートフォン!
というわけでLenovo Phab2 Proを買ってしまいました。
こちらの特徴はなんといっても、GoogleのAR技術「Tango」に対応していることですね。
最初のデモというかチュートリアルでは、こんなサイバーな感じに部屋を認識して、
部屋に草なんかがもりもり生えていって最後は森になる。うちの部屋だと腐海が浄化されてる感しかなかった。
認識精度もだいぶすごいなって感じで、他のゲームアプリだと壁とか天井とかをしっかり認識して、そこにオブジェクトを貼り付けられるんですよね。これが当たり前にできるって実は結構つよい。
そんなTango端末のPhab2 Proさん、購入間もないですが所感など。
スペック
スペックはこんな感じです。(製品仕様書より抜粋)
OS | Android 6.0 (Marshmallow) |
CPU |
Qualcomm® MSM8976 オクタコア プロセッサー (Google Tangoエディション) クロック周波数 1.80GHz、コア数 8 |
メインメモリ | 4GB LPDDR3 |
フラッシュメモリ (内蔵ストレージ) | 64GB |
ディスプレイ |
6.4型ワイドIPSパネル (2560x1440ドット)、Assertive Display対応、2.5D曲面ガラス マルチタッチ対応 (10点) |
インターフェース |
Micro USB 2.0ポート(OTG機能付き) マイクロフォン/ヘッドフォン・コンボ・ジャック |
通信機能 |
Wi-Fi 802.11ac/a/b/g/n Bluetooth v4.0 LTE(受信時最大150Mbps/送信時最大50Mbps)、 3G(受信時最大14Mbps/送信時最大5.7Mbps)対応 (FDD LTE Band 1/3/5/8、TDD LTE Band 38/41、W-CDMA Band 1/5/8) NFC、TV機能 非対応 |
オーディオ |
モノラルスピーカー、ドルビーアトモス対応 マイクロホンアレー(マイクロフォン×3)、ドルビーオーディオキャプチャー5.1対応、ノイズキャンセリング対応 |
スロット | microSDメディアカードリーダー |
SIMカード | Nano SIMカードスロット x 2 |
背面カメラ |
1600万画素RGBカメラ、デュアルカラーLEDフラッシュライト、像面位相差オートフォーカス(PDAF)対応 深度カメラ (TOF方式) モーショントラッキングカメラ (DFOV:166°) |
前面カメラ | 800万画素カメラ、固定フォーカス(FF)対応 |
センサー類 | ジャイロセンサー、デジタルコンパス、光センサー、加速度センサー、近接センサー、GPS、A-GPS、GLONASS、BEIDOU |
指紋センサー | あり |
その他 | Google TangoテクノロジーによるAR機能、防滴機能(IPX2) |
寸法・質量 |
本体寸法 約 88.57x179.83x(6.96-10.7)mm 本体質量 約 259g |
バッテリー | リチウムイオンポリマーバッテリー 4050mAh (約 24時間) |
価格 | 53,784円 (税込) |
見やすいように情報をまとめてしまっているので、このほか詳細は公式サイトを確認していただければと思います。
特徴的なのはCPUがGoogle Tangoエディションとなっていたり、深度カメラやモーショントラッキングカメラがついていたりするところでしょうかね。よくわからないがすごい…
(使用感のほうで特に何かあるというわけではないですから)
スペック的に見るとCPUはMSM8976 (Snapdragon 652)、メモリ4GB、ストレージ64GBとなかなかのもの。
LTEも、バンド数は少なそうですがドコモ/Softbankは大丈夫そう。今はBIC SIM (IIIJ)を使用して通信できています。au系も、Band 1に対応してるから大丈夫なのかな。(このあたりの細かい話よくわからないですが…)
指紋センサーのロック解除が意外と便利
それで、ついてきたから使ってみた系の機能なんですが指紋認証によるロック解除。
背面についているセンサーに中指とかを当てるとするっと解除してくれて大変便利。なるほどこれはいい…
今まで自分の端末についてなかったからいらねーよみたいなところあったんですが、あると使ってしまう系ですね。
本体の大きさはVitaくらい
6.4インチ液晶というスマホのおおきいやつよりさらに大きく、タブレットよりは小さいというサイズ。ファブレットと呼ばれる大きさです。
で、大きさの比較に丁度いいものが無くて…と思っていたら、この端末を見せてたときに「PSPみたい」と言われて確かに…と思い。
しかし今時PSPでもなとも思ってちょうどあったVitaを比べてみたらだいたい一致。
大きさイメージはこれくらいです。厚さは普通のスマホって感じで。
恒例のAntutuベンチ
83621。はい。
順位的にはNexus6PとかGalaxyS6とかそのへんくらいか。
Snapdragon 625が、ミドルレンジながらSnapdragon 810と同等の性能という話だったので、納得の結果です。
しかしそれはそれとしてトップのiPhone7がダブルスコアなんですがこれは…なんだこれ…iPhoneすげえ…
PassMark PerformanceTest
※2018/09/17追加
PassMark PerformanceTestのベンチ結果です。
Androbench (Storage Benchmark)
※2018/09/17追加
Androbench (Storage Benchmark)のベンチ結果です。
Sequencial Read | 232.25MB/s |
Sequencial Write | 40.25MB/s |
Random Read | 18.23MB/s 4669.17 IOPS (4KB) |
Random Write | 5.91MB/s 1515.13 IOPS (4KB) |
しばらく使ってみての感想
感想としてはだいたい素敵。Tangoの積極的な使い方が見つかったら唯一無二になるかも (今のところこいつだけだからね!)
はやい
速度については文句ありません。といいますか、FGOがするする動くので感動している。
(※比較対象がNexus5という3年前の端末なので、たぶん何を買っても同じこといいます)
それでも戦闘入るときのロードは長いけど…画面切り替えとかバトルとバトルの間の移動とか宝具のときとかがあきらかにスムーズになりとてもうれしい。
その他、画面の反応などもよく満足できる速度は出ています。
でかい
しかしやはりこれ。ファブレットの宿命。6.4インチという大きさは片手で扱うにはやはりつらく、スマホのような持ち方はできないのでいきおい両手を使うことになる。
あとズボンのポケットに入るかどうかはズボンによる。私は結構ゆったりしたズボンなので全然平気でしたが、ジーンズとかスラッとしたやつとかぴっちりしたやつとかだとだいぶつらいかなと。座ったりすると特に。ハンドバックに仕舞う系の人は何も問題ない、むしろ取り出しやすいかもわからんですけどね。
ただ逆に、タブレットのような感じでもあるのでまあいいかなというところでもあります。
タブレット的なメリットとしてはなんといっても電子書籍が読みやすい。
Nexus7 (2013)のほうが大きさでいえばもちろん良いのですが、これはLTE回線装備でポケットに入れて持ち運べる大きさで、電子書籍でマンガを読んでも大丈夫というバランスのところなので利便性まで考えるとPhab2 Proに軍配が上がります。
でも調子に乗ってダウンロードしてるとアプリによっては通知画面に表示が出るから気をつけようなみんな。
あと、戻る、ホーム、タスクのソフトキーが常に下のところに出ているのですけど、本体のフレームが狭いのもあって手のひらが結構触ってしまいます。どうにかならないかなあこれ。
カバーはあったほうがいいかも
スマホにカバーはつけない派だったんですが、これに関してはちょっと付けておいた方がよかったかなって思いました。
なぜなら裏のシールがもうかすれている…
本体裏に、S/Nなどが書かれたシールと、謎の注意書きみたいなのがあったのですが、ちょうど手でホールドすると指があたる場所で、数日使った結果もうだいぶ読めない。
S/Nなどは箱にも書いてあるものなので大事はないと思いますが…普通に見た目がアレになってしまっているので、はじめからカバーで保護しておいたほうがよかったかなあ…
あと、液晶フィルムが間に合わなくてこれまたまだ付けていないんですが、こっちも結構指紋が目立つので用意しておいたほうがよかった。
Phab2 Pro向けのアイテムは、まだあまり扱われていないと思うのでとりあえずAmazonで検索。
カバーはこれを買ってみました。また妙に値引きされてるから…
Phab2 Proは背面にカメラがたくさんついてたり指紋センサーがあったりと、形状が特殊なのでカバーは専用のものにしないといけないですし。
でも慣れなかったらやっぱり外したりするかもしれないので、使ってみないとわからないですね。ほら、俺のかすれ具合はもうておくれだから…
そしてフィルムはこれを。ブルーライトカットが気になるお年ごろです。(老いを感じる)
ケースやフィルムは他にも検索すると出てくるので、好みのものを探してみるとよいかもしれません。といってもあまり多くないけど…
実店舗では、今日たまたま名古屋西のビックカメラに行ったときに聞いてみたけど無かったですね…アキバとかならまた違うのかもしれないけど…
(2017/1/25追記)
カバーが来たのでつけてみました。
確かに薄型。あんまり違和感ないですね。
ビニール製のカバーで、むしろグリップが効いて持ちやすくなってる感じまである。
横のボタンが若干押しづらくなったのは仕方ないか…
そして裏面の文字のかすれはご覧の通り、数日使っただけでご覧の有様なので、はじめからカバーを購入しておくのがおすすめです…
そういうわけでメイン端末として使ってみます
3年ぶりに購入したAndroid端末ですが、ほんとメイン端末として使うつもりです。
今のところの触感としては十分いける。
ファブレットという、スマホとタブレットのいいとこ取りを目指したモデルを触ってみるのも初めてなので、本当に使いやすいのか帯に短したすきに長しになるのかというのも気になっています。
(しかし、スマホとしては大きいことに違いはないので、スマホより小型タブレットとイメージした方が近いと思います)
あとTango。これは物理的に対応してないといけない話になるので、そういう意味での選択肢は現状これになります。それっぽいアプリとかを落としてみたけど、壁とか天井とかちゃんと認識して、そこに家とか雲とかいろいろ貼り付けられたりしてすげーって感じでした。
ARはVRに続いてこれから盛り上がってくる(といいなあ)分野でもあるので、このあたりが気になる方はちょっと手を出してみてもよいと思います。
タブレットとしての感触も悪くないので、きっと無駄にはなりませんし。
とりあえず僕はおだんごを集める作業に戻ります。捗る。